日時 | 2022年3月5日(土) |
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会場 | 完全WEB開催に変更 |
テーマ | 「心不全パンデミックへの挑戦」 |
会頭 | 大草知子(ころ吉訪問診療クリニック院長、元宇部フロンティア大学人間健康学部教授) |
拝啓 晩冬の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より第32回日本医学看護学教育学会学術学会にご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、第32回日本医学看護学教育学会学術学会を令和4年3月5日(土)にANAクラウンプラザホテル宇部(山口県)にて、対面・WEBのハイブリッド形式による開催を予定しておりましたが、新型コロナの感染状況を考慮し、完全WEB開催といたしました。
ご参加される皆様の安全、そして安心を最優先した決断です。
つきましては、当日受付はございませんのでご注意ください。
代わりに、事前参加申込期間を、2月2日~10日 17:00まで設けることとしました。
事前参加登録を頂いた方には、各セッションを視聴して頂く際に必要なURLを、学会開催の約1週間前にメールで配信いたします。
当日ご参加されたいセッションをご選択の上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
想定外の新型コロナウイルス感染患者の急増という危機に対して、医療現場で日常診療に加え、コロナ対策あるいは診療に奮闘されている医療従事者の皆様に心から敬意を表します。
それとともに1日でも早く収束し、日常生活が戻ることを心から祈念いたします。
敬具
第32回日本医学看護学教育学会学術学会
会頭 大草知子
会頭:大草知子(ころ吉訪問診療クリニック院長、元宇部フロンティア大学人間健康学部教授)
第32回日本医学看護学教育学会学術集会の会頭を担当させていただきます大草知子でございます。2022年3月5日(土)に、山口県宇部市のANAクラウンプラザホテル宇部にて開催させて頂くことになりました。学会の主催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。 今回のテーマは「心不全パンデミックへの挑戦」といたしました。超高齢社会を迎えた我が国は、まさに心不全パンデミックの渦中にあり、心不全患者とその家族を、包括的にケアしていくことが、喫緊の課題となっています。今回の学会で、心不全患者およびその家族の抱える問題を医学、看護学、そして社会全体の立場から再認識し、その方策を構築する一助につながることを願っています。
特別講演では、スウェーデンのLinköping大学、Anna Strömberg先生をお迎えし、オンラインシステムを用いて心不全患者およびその家族に対する包括的な医療の在り方につきご講演いただきます。シンポジウムでは、「包括的チーム医療で取り組む心不全」というテーマで、神戸市立医療センター中央病院院長;木原康樹先生、医療法人名古屋ハートセンター看護部長;前田靖子先生、島根大学医学部環境保健医学講座教授;名越 究先生をお迎えし、ぞれぞれのお立場よりご講演を頂きます。さらに、市民公開講座では、「こころと睡眠」というテーマで、中部大学生命健康科学研究所特任教授;宮崎総一郎先生、九州大学病院睡眠時無呼吸センター教授;安藤眞一先生、東京工業大学名誉教授;本川達雄先生にご講演いただきます。本川達雄先生は、「時間」をサイズの異なる動物の生理学的特性という切り口から考察したベストセラー新書「ゾウの時間 ネズミの時間」の著者でもいらっしゃいます。
学会を開催します山口県宇部市は、海の幸・山の幸に恵まれた、人口約16万人、山口県の医療の要を担う地方都市です。COVID-19により、制約を強いられる日常になりましたが、万全の感染対策のもと、可能な限りの対面と一部オンラインを用いたハイブリッド形式での学会開催の準備を進めています。多くの演題をご登録頂き、たくさんの皆様にこの学会にご参加いただきたいと思います。今後の心不全患者およびその家族の方々への、より良いケアにつなげていただければ幸いです。
第32回日本医学看護学教育学会学術学会では、3月5日(土)15:30から市民公開講座「こころと睡眠」を開催いたします。現在の新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、学会自体は完全WEB開催となりました。市民公開講座の講師の先生方には、リモート講演をお願いしておりますが、市民の皆様には、予定どおり、ANAクラウンプラザホテル宇部3F国際会議場にて、講座をご視聴いただくことが可能です。各自、マスク着用や手指消毒など、感染にご注意いただきながら、会場までご足労いただければ幸いです。
なお、遠方からWEBでのご参加をご希望の場合は、参加人数に限りがありますので、学会事務局(Eメール jamne32frontier@gmail.com)までお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ポスター9:40-10:20 A会場(国際会議場)
講師:大草知子(ころ吉訪問診療クリニック院長、元宇部フロンティア大学人間健康学部教授)
座長:山下一也
12:50-13:40 A会場(国際会議場)
講師:Professor Anna Strömberg (Department of Health, Medicine and Caring Sciences, Linköping University)
座長:大草知子
13:40-15:10 A会場(国際会議場)
座長:名尾朋子
演者:木原康樹(神戸市立医療センター中央市民病院院長)
演者:前田靖子(医療法人名古屋澄心会名古屋ハートセンター看護部長)
演者:名越究(島根大学医学部環境保健医学講座教授)
15:30-17:00 A会場(国際会議場)
座長:大草知子
演者:宮崎総一郎(中部大学生命健康科学研究所特任教授)
演者:安藤眞一(九州大学病院睡眠時無呼吸センター教授・センター長)
演者:本川達雄(東京工業大学名誉教授)
※市民公開講座はどなたでも参加できます(無料)。
9:00-9:40 B会場(301)
座長:水田真由美(和歌山県立医科大学保健看護学部)
O-1-1 看護大学生の自己効力感に関する調査研究
仲本勉(沖縄県立看護大学)
O-1-2 精神看護学実習前に行うバーチャルハルシネーション体験を用いた模擬場面の学習効果
那須美幸(県立愛知看護専門学校)
O-1-3 新型コロナウイルスにより実習環境が変化した看護学生の心理
秋原志穂(北海道科学大学)
O-1-4 看護教育におけるオンライン授業のあり方に関する研究
纐纈祐子(つくば国際大学)
O-1-5 看護基礎教育における終末期看護教育の講義・演習に関する文献検討―研究動向と学生が得ている事―
田中あゆみ(駒沢女子大学)
9:50-10:30 B会場(301)
座長:藤井徹也(豊橋創造大学看護学科)
O-2-1 看護師を目指す外国人留学生に対する教育の現状に関するアンケート調査
浅川翔子(慶応義塾大学)
O-2-2 教育指導者の被援助志向性と職場におけるソーシャルサポートの関連
土肥美子(大阪医科薬科大学)
→ ※示説発表(第8群:看護教育・看護技術)に変更
O-2-3 臨床分離乳癌組織の網羅的遺伝子解析とデータベース分析への応用
西村愛代(山口大学)
O-2-4 臨床看護師の「安楽」実践に関連する要因:質問紙を用いた横断研究
佐居由美(聖路加国際大学)
O-2-5 新卒看護師の職場適応のためのロールモデルに関する調査―自己調整学習への活用―
水田真由美(和歌山県立医科大学)
10:38-11:10 B会場(301)
座長:水馬朋子(日本赤十字広島看護大学看護学部)
O-3-1 作品「解夏」を用いた疑似体験による看護学生が療養者本人として考えたこと
藤田倶子(千里金蘭大学)
O-3-2 「8050」問題に関わる訪問看護師が精神科訪問看護師に聞いてみたいこと―全国訪問看護ステーションを対象としたアンケート結果より―
岡本響子(天理医療大学)
O-3-3 在宅看護論実習におけるオンラインによるLive実習の試みその1―実習後のレポート分析による訪問看護についての学び―
福田久子(つくば国際大学)
O-3-4 在宅看護論実習におけるオンラインによるLive実習の試みその2―実習を通して養われた看護観の分析―
峯小百合(つくば国際大学)
9:00-9:50 C会場(302)
座長:伊藤千加子(島根県立中央病院)
O-4-1 A病院の心不全再入院患者の生活実態調査
三輪千紗恵(山口労災病院)
O-4-2 心房細動患者における左心耳切除術が高血圧症に与える影響について
吉村健司(大分大学)
O-4-3 心不全で緩和ケアを受ける患者の意思決定支援の現状と課題に関する文献検討
三輪一美(姫路大学)
O-4-4 中山間地域に暮らす高齢者の認知機能を助ける社会生活の様相
伊藤智子(島根大学)
O-4-5 地域在住高齢者におけるうつ症状と社会関連性との関連―前期高齢者と後期高齢者の比較―
森下美佳(和歌山県立医科大学)
9:50-10:30 C会場(302)
座長:吾郷美奈恵(島根県立大学大学院看護学研究科)
O-5-1 モンゴル国における生活習慣病予防のための多職種チームによる公衆衛生活動
武澤千尋(駒沢女子大学)
O-5-2 モンゴル国における生活習慣病予防のための患者教育の運動動画教材の開発
吉田理恵(日本赤十字北海道看護大学)
O-5-3 外来での包括的心臓リハビリテーションの実施により入院を回避できた初発心不全の一症例
大矢菜穂子(島根大学)
O-5-4 心不全の既往を持つ胆嚢炎疑いの患者の看護を振り返る―複雑な基礎疾患を抱える患者に、多角的視点で看護実践ができるように―
河合杏南(藤田医科大学病院)
O-5-5 子どもを亡くした親の会「Sanaの会」活動報告
塙恵子(つくば国際大学)
10:38-11:10 C会場(302)
座長:山下一也(島根県立大学)
O-6-1 ロボット分注装置を用いた新型コロナウイルスPCR検査の迅速解析方法の開発
水上洋一(山口大学)
O-6-2 COVID-19流行下における2型糖尿病患者の心理的ストレスの要因に関する検討
武田美輪子(島根大学)
O-6-3 患者と看護師の信頼関係破綻における看護師側の要因解明
高杉あすか(山口県立大学)
O-6-4 LTD学習法を用いた「看護倫理」授業の実践
高橋梢子(島根県立大学)
※示説発表はe-poster(オンデマンド配信:2022年3月5日〔土〕~11日〔金〕)です。事前参加申込をされた方にメール送信したURLにアクセスして下さい。
P-7-1 演題取り下げ
P-8-1 ラサター臨床判断ルーブリック日本語版のレーターを対象とした活用に関する質的分析
片山由加里(同志社女子大学)
P-8-2 リフレクティブサイクルに基づく看護過程授業プログラム試行の評価
中岡亜希子(神戸女子大学)
P-8-3 教育指導者が指導した看護学習者の臨床判断能力とその支援の必要性の検討
細田泰子(大阪府立大学)
P-8-4 尿試験紙用の疑似尿の日用品による作成―ケトン体と比重を含む5項目に反応する疑似尿―
太田克矢(長野県看護大学)
P-8-5 卒後2年目看護師の自己効力感が看護実践能力に及ぼす影響の探索
冨田亮三(武蔵野大学)
P-8-6 看護学生の教員・実習指導者の指導に対する認識と望む指導の姿
加藤大志(島根県立大学)
P-8-7 基礎看護学領域での酸素療法の学内演習における学生の学びの分析
堀内裕子(帝京大学)
P-8-8 大学生における"人生の最期を迎えるときに重要視すること"と"基本的信頼感"の関係
中島美咲(島根県立大学)
P-8-9 大学生の学習に対する状況的興味に関する文献検討:先行・帰結因子の探求
髙瀬美由紀(安田女子大学)
P-8-10 統合失調症患者への褒める声かけに関する研究―臨床実習における看護大学生の体験からの考察―
菊地淳(日本保健医療大学)
P-8-11 医療系専門職を目指す学生の学習観に関する研究動向
中吉陽子(安田女子大学)
P-8-12 教育指導者の被援助志向性と職場におけるソーシャルサポートの関連
土肥美子(大阪医科薬科大学)
P-9-1 中山間地域で介護する男性家族配偶者のストレス・コーピングの特性
菅原いおり(島根県立大学)
P-9-2 オピオイド製剤を拒否する進行がん患者に対する訪問看護師の関わり
佐々木麻依(島根県立大学)
P-9-3 中山間地域にUターンする家族介護者の抱く思いと支援の検討
小柳公美賀(島根県立大学)
P-10-1 児童虐待未然防止のための保健師と多職種の連携に関する文献検討
内村利恵(神戸大学)
P-10-2 地方農村部シルバー人材センター会員の自動車運転技術自己評価の関連要因
米澤洋美(福井大学)
P-11-1 ペースメーカー植え込み患者指導用パンフレットによる知識向上を目指す取り組み―看護師に対して知識度評価テストを行って―
佐藤妙香(JA秋田厚生連平鹿総合病院)
P-11-2 集中治療室における家族看護の現状―看護師と家族への満足度に関するアンケート調査より―
荻原悠介(福岡山王病院)
P-11-3 気管支鏡検査後の肺炎予防―後方視的研究結果から今後の口腔ケアの介入について考える―
河内可奈(藤田医科大学病院)
P-11-4 40歳以上の成人期の人々の夕食終了から就寝時間までの過ごし方と健康状態との関係
齊田菜穂子(山口大学)
P-12-1 複雑な背景を持つ中年層終末期患者への家族支援
市岡結衣(藤田医科大学病院)
P-12-2 医療機関で実施するアクティビティケア適用における認知症看護認定看護師の着眼点
西村紗織里(島根県立大学)
P-13-1 新型コロナウイルス感染症流行前と流行下の育児不安内容と要因の変化
岡本千佐(島根県立大学)
P-13-2 COVID-19禍における小児看護学オンライン実習の取り組み
藤尾順子(広島文化学園大学)
P-13-3 先天性心疾患患児の母親が経験するストレスの現状と児への影響
阿川啓子(島根県立大学)
P-13-4 男性の育児を促進するための妊娠期からの支援に関する文献検討
河野栞奈(広島大学)
P-14-1 A大学学生における歯科口腔保健行動と生活のゆとりの関係
進木富貴(島根県立大学)
P-15-1 COVID19蔓延下における終末期患者の家族支援―家族の持つニーズに焦点を当てて―
太田菜月(藤田医科大学病院)
P-15-2 医療的ケア児への「切れ目のない支援」推進のための現状と課題
鈴木康江(鳥取大学)
P-15-3 コロナ禍における高齢者施設実習の学びを深める映像教材の作成
荒木さおり(島根県立大学)
P-16-1 看護学生の子ども虐待に対する知識の程度と虐待と認識する行為の関連
後藤田芽衣(島根県立大学)
P-16-2 COVID-19蔓延期における看護学生のストレス状況とその関連要因
於保成実(島根県立大学)
P-16-3 市町村保健師に求められるCOVID-19感染予防の実践力
佐野愛華(島根県立大学)
P-16-4 新型コロナウイルス感染症の流行前後の看護学生の健康意識と生活行動の実態
欠間梨央(島根県立大学)
P-16-5 一般住民のお薬手帳への意識と活用状況の実態
田邉春花(島根県立大学)
P-16-6 学童期の心肺蘇生教育に対する小学校教員の認識
塩田愛子(広島文化学園大学)
P-16-7 島根県立中央病院における看護研究の取り組みと院外発表の現状
遠藤智弘(島根県立中央病院)
12:00-12:50 del>B会場(301)
演者:池田安宏
座長:前川剛志
共催:フクダライフテック中国
開示すべきCOI状態がない場合
開示すべきCOI状態がある場合
1~9の項目うち、「あり」の項目のみを記載してください。
完全WEB開催に変更しました。ただし、市民公開講座「こころと睡眠」は、リモートによる講座を会場でご視聴いただくことが可能です。
〒755-8588 山口県宇部市相生町8-1
3月5日(土)8:00-17:30
各自での手配をお願いいたします。
〒755-8588 山口県宇部市相生町8番1号
ANAクラウンプラザホテル宇部内
TEL:0836-22-0250
FAX:0836-22-0125
E-mail:jamne32frontier@gmail.com
〒690-0816 島根県松江市北陵町51-3
株式会社メディアスコープ内
TEL:0852-31-9011(平日10:00-16:00)
FAX:0852-31-9022
E-mail:jamne@u-shimane.ac.jp
入会案内
会頭:大草知子(ころ吉訪問診療クリニック 院長、元 宇部フロンティア大学人間健康学部 教授)
第32回日本医学看護学教育学会学術学会を「心不全パンデミックへの挑戦」というテーマで、2022年3月5日(土)、山口県宇部市のANAクラウンプラザホテル宇部にて開催させて頂きました。長期化している新型コロナウイルス感染症により、WEBによるライブ開催および期間限定の示説オンデマンド配信となりました。学会参加者数は140名、一般演題数66題(口演27題、示説39題)での開催となりました。開催にあたり、約40施設・企業より多大なる協賛を頂きました。会員の皆様、講師の方々、協賛頂きました施設・企業の方々には、心より感謝し、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
会頭講演では、「"こころ"に心を奪われて」という題目で、心不全の病態を自身の研究成果を含めてお話しし、我が国の心不全患者の疫学、チーム医療としての心不全患者のcureとcaringの必要性と今後の課題について講演させて頂きました。
特別講演では、スウェーデンのLinköping大学、Anna Strömberg先生に「Creating successful medical team for heart failure care」というテーマで、心不全患者および家族に対する多職種協働による具体的な取り組み内容を、国際的な知見を含めご講演頂きました。各国の医療・介護保険制度、スタッフの質的・量的な違いがありますが、我が国と国際社会で目指すべきベクトルの方向は同じであることを再認識することができました。
シンポジウムでは、「包括的チーム医療で取り組む心不全」というテーマで、神戸市立医療センター中央市民病院病院長;木原康樹先生、医療法人名古屋澄心会名古屋ハートセンター看護部長;前田靖子先生、島根大学医学部環境保健医学講座教授;名越究先生にご講演頂きました。木原先生には、心不全の疫学や病態生理に始まり、広島県での取り組みから、病院内にとどまらず、病院間、地域間、非専門職との情報共有が心不全治療の本質ではないか、という大変示唆に富むご講演を頂きました。前田先生には、患者・家族の"満足"とはなにか、という非常に重要な視点で、多職種協働による患者のケアを、病棟、外来、さらには地域へとつなげる具体的な取り組みについて、ご講演頂きました。名越究先生には、行政の立場から、循環器病対策推進基本計画を、社会連携や緩和ケアなどの新たな視点からご解説頂き、島根県での産官学連携の取り組みについてご講演頂きました。いずれの先生方も、情報共有や多職種連携の重要性を強調され、今後私たちが包括的ケアの取り組みに向けて、進むべき方向を明示して頂きました。
市民公開講座では、「こころと睡眠」というテーマで、中部大学生命健康科学研究所特任教授;宮崎総一郎先生、九州大学病院睡眠時無呼吸センター教授・センター長;安藤眞一先生、東京工業大学名誉教授で新書「ゾウの時間 ネズミの時間」の著者;本川達雄先生にご講演頂きました。現地会場およびWEB視聴の市民を含め約80名にご参加を頂きました。ビデオ会話や講演者作詞作曲の歌の披露が盛り込まれ、非常に楽しく、ワクワクしながら学ぶ時間を市民の皆様と共有いたしました。宮崎先生からは、認知症予防には睡眠が重要な役割を担っていること、どうすればよい睡眠がとれるのか、安藤先生からは、循環器疾患を予防するための睡眠の重要性、特に睡眠時無呼吸症候群に焦点を当ててご講演頂きました。本川先生からは「動物」「時間;生物学時間、環境時間、社会時間」「心」という3つのキーワードに基づき、現代の社会時間と心の安らぎが直面している課題を明確にお話して頂きました。
今回の学術学会の成果が、心不全患者およびその家族の抱える問題を、医学、看護学、そして社会全体の立場から再認識し、より良い方策を構築する一助につながることを願っています。第33回日本医学看護学教育学会学術学会は、2023年3月11日(土)に豊橋創造大学教授;藤井徹也先生を会頭に愛知県で開催されます。来年こそは新型コロナウイルス感染症パンデミックが収束し、現地で皆様にお会いできることを祈念しています。
2022年03月06日